今日は足りないコンデンサを買いに、久しぶりに秋葉原へと行った。
ついでにWR-X用の部品もある程度買ってきた。
主にnichiconのMUSE Fine Goldという新MUSEシリーズのコンデンサを買ってきた。
アンプ部表
アンプ部裏
緑色のは旧MUSEである。
金色のコンデンサがMUSE Fine Goldという新しいMUSEシリーズのコンデンサである。
黒いのは、MUSE KZというMUSEシリーズ最高級のものである。
電子ボリューム&EQ周辺
↑は電子ボリュームやEQ等の周辺のコンデンサだ。
金色のものはMUSE Fine Goldである。
青色のはOSコンである。
これらは全てJamiconという台湾メーカーのものが付いていた。
MUSE Fine Goldは音の通り道になっているカップリングコンデンサの交換に用いた。
OSコンは、電源ラインのデカップリングコンデンサの交換に用いた。
他にも電源回路等も、JamiconやLelon等の台湾製コンデンサは全て日本メーカーのMUSE、TKの低ESR、OSコンに交換した。
使用したコンデンサの種類は、その部位に応じて適切なものを選択して用いている。
今日の交換で、音が通っているカップリングコンデンサは全てMUSE Fine Goldに交換したのだが、これも効果があった。
今までもいくつかの機器をMUSEに交換してきているが、カップリングコンデンサをMUSEに交換すると、高音が改善される。
これは何と言うか、言葉で表現するのは難しいのだが、安いコンデンサだと、コンデンサを通過すると高音が何と言うかのっぺりした感じの音になるというか、伸びの無い音になるというか、曇り空のようなすっきりしない音になる。
かといって、別に高い音が出ていないわけでもないのだが、何だか濁ったような音になる。
MUSEに交換すると、高音部分が顕著に改善される。中低域は余り分からない。
とにかくMUSEにすると、高音がすっきり伸びていて、スカッと晴れた青空のような伸び伸びと高い周波数まで伸びて、全く歪感の無いきれいな音色になる。
今まで何台もMUSEへの交換をしてきたが、MUSEにすると必ず交換後に高音が今まで以上にきれいに伸びるようになるので、間違いはないと思う。
まぁ、正確には測定器で色々測ってみないと分からないが。
今回はスイッチング電源部のコンデンサもOSコンや一部MUSE Fine Goldを用いるなど、さらに強化したので、DVDドライブのノイズもさらに下がり、ピュア・オーディオのようなしっかりとした音になった。
ここまでやらないまでも、いくつかのポイントとなる部分のコンデンサを2〜3個でいいからOSコンなどにしてやれば、デジタルノイズはかなり低減されるし、音質も改善されるだろうに、全面的にケチってJamiconとかを使うから、こういうことになるんだろうと思う。
良いコンデンサを使ってるのはスイッチング・レギュレータの平滑用等の使わざるを得ないところだけで、それ以外は全部台湾製の安物というのが、何とも利益追求が見え隠れするところだ。
まぁ、実際にフタを開けてコンデンサの銘柄まで調べる人はほぼ皆無だろうから、こういう分からないところでケチるんだろうけど。
普通のオーディオ装置がこういう安物部品を使ってくれているからこそ、DENONやmarantzのようなメーカーが生き残っていけると言えるのかもしれない。
交換で外したコンデンサ。99%が台湾製