男たちの大和

今日は本当は茶とコンサートに行く予定だったんだが、それは急遽キャンセルになってしまった。

それで、( ゚Д゚)シカーと秋葉原へ行くことになったのだが、何とそれも今日の昼になってキャンセルになった・・・

学校は電源も落ちて校舎が閉鎖状態なので、まさに何もやることもなく暇になった。

仕方なく洗濯などをしたりして、早稲田松竹に行ってみようと思った。

もうココには7年以上住んでるが、まだ一度も行ったことがなかったし、2本立てで1,100円で見れるので、早稲田松竹の偵察も兼ねて行くことにした。

早稲田松竹は一度潰れたのだが、早稲田の学生が集まって、経営計画とかを練り直し、また再開したのであった。

入ってみると、学生みたいのが数人いて、受付をやっていたw

お盆の真っ最中で東京はガラガラなので、早稲田松竹もさぞガラガラだろうと思い、時間より少し過ぎて入ってみると、何とほぼ満席!

やむを得ず、一番後ろの席の一番端の席に座るという、最悪の席へ。

問題の映画だが、「男たちの大和」という映画と「南太平洋波高し」という映画の2本立てだった。

何しろ暇つぶし&早稲田松竹自体を見に来ているので、映画自体は全く期待しておらず、戦艦大和の映画で、2005年と書いてあるから去年、戦後60年を記念して作られた映画か、程度で、まぁどうせ日本映画だから大したもんじゃないだろう、と思っていた。

・・・が!
この男たちの大和という映画は凄く良い!

この映画は(・Θ・)が今までに見た日本映画の中ではダントツに良い!
というより、今年見た映画のなかで、間違いなく一番良い!

今年見た映画に順位を付けるとするなら

1位 男たちの大和
2位 M:I:3
3位 ダビンチ・コード

という感じだろうか。

この映画は多くの人に見てもらいたい映画だ。
ハリウッド映画みたいに変にワンパターンの感動モノでもなく、戦争反対の映画でもなく、もちろん右寄りの映画でもない。良くテレビで終戦記念日とかにやるような、いかにもな感じの安っぽいドラマとも全然違う。

実際に大和の乗組員だった人たちの心の葛藤やその家族など、戦争の現場にいる人たちの人間ドラマが非常にうまく描かれている。

また、映像も凄い。
最後の大和での戦闘シーンなんかは、残酷さや、世界最大最強だと胸を張ってきた大和が、これでもかというくらい無残に破壊されてゆくシーン、色々な思いで戦闘に参加している15〜16才の子供みたいな兵士がボロ切れのようにゴミのように死んでゆくシーン、苦楽を共にした友人が目の前でめちゃくちゃになり死にかけている横で、気が狂いそうになりながら最後の銃撃を行うシーンなど、もう何と言うか、単に映像の迫力だけで圧倒する最近の映画ではなく、人間の心に直接訴えかけてくるものがある。ある意味ハリウッドをも超えていると言えよう。

そして、何しろこの(・Θ・)が、生まれて初めて映画館で泣いたからねw
この映画を泣かずに見るのはほぼ不可能だ。我慢していても自然と涙が出てしまう。
こんな凄い映画は初めて見た。

丁度最近DVDが出たらしいので、これは是非レンタルで借りたりして一度見てみることをオススメする。日本映画の意外な映像技術と、秀逸な脚本、そして何と言っても戦争について再考させられる素晴らしい作品だ。

ヤフーのユーザーレビューもこんな感じで、この高い評価はダテではない。

とりあえずトレーラーはこんな感じ

もう一個の南太平洋なんとかとかいう映画は40年くらい前の白黒映画で、これは、神風特攻隊や人間魚雷 回天の映画。

早稲田の学生や慶応の学生が特攻していくところが描かれていた。

途中で早稲田の校歌も歌われたりしていたが、まぁ古い映画だけのことはあり、「男たちの大和」の後に見ると、その感動は1/10くらいになってしまったw

とりあえず、今日は思いがけず良い映画をみた一日だった。

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