久しぶりに基板を自分で作ることにした。
最近は基板業者に任せていたが、その場合時間がかかる&値段が高いため、今回は久しぶりに自分で作ってみることにした。
まず、プリント基板CADで基板のパターンを作り、専用シートにプリンタで印刷する。
基板パターン
今回は両面基板なので、表と裏のパターンを印刷し、表裏寸分違わぬように合わせる。
次に、それを感光基板にくっつけて、真空状態にしてぴったりと合わせる。
↑は専用の装置で、魚用のポンプみたいなもので真空状態にする。
次に、これまた専用の紫外線ランプで露光する。表と裏をそれぞれ露光する。
露光が終わり、現像液に入れて現像すると、↑のようにパターンが基板に浮き出る。
これを今度はエッチング液に入れてエッチングする。
エッチング中
エッチング液は専用の装置で40~45℃に保ち、約10分くらいエッチングをすると・・・
プリント基板ができあがる。
穴あけ&スルーホールピン打ち込み後
これを今度は穴あけをして、スルーホールピンを打ち込む。
この後、スルーホールを作るのだが、これがまた大変。
こうやって見ると簡単そうだが、実際にぶっ続けでやっても基板が出来上がるまで12時間以上はかかる。
特にスルーホールが大変なのであった。
そんなわけで、2層以上の基板は自分では作りたくないのだが、今回はすぐに作りたかったため、仕方が無く自分で作った。