新モニPCに、とりあえずML115用に買ったRadeon HD2400Proを付けていたのだが、いつのまにかPowerPlayに対応した(?)のか、GPU Core Clockがアイドル時に480MHzに落ち、負荷が上がると525MHzになるようになっていた。
どうやらこれは、ATIToolsを実行すると、勝手にVGA BIOSを書き換えているらしく、それでこのような動作になったようだった。
そこで、本格的にVGA BIOSをツールで書き換えてみて、もっといろんな周波数にして消費電力が下げられないかと試していた。
が、300MHzくらいまで下げても消費電力は1~2W程度しか変わらなかったため、こりゃ意味がないなと思い、525MHz固定にしようとBIOS書き込みを行ったところ、なんとPCごとフリーズ!
つまりVGA BIOS書き込み失敗で、起動してももう画面がでなくなってしまった。
これでは何もできないということで、仕方なく急遽馬場のツクモへ何かビデオカードを買いに行くことに。
そしていろいろ迷ったが、SapphireのRadeon HD 3450を買ってきた@5,980円
これに交換し、ビデオカードのCross Fire用のスロットに2400Proも挿して起動したところ、OSからは不明のVGAデバイスとして2400Proが認識されたため、BIOS書き込みをしてみたところ、あっさり書き込めて直ってしまった。
まぁしかし3450を買ったのでそれを使うことにしたのだが、ん~、なんかちょっと微妙だな。
Sapphire Radeon HD 3450
まず消費電力だが、Radeon HD 2400Proはアイドル時に13Wくらいなのだが、3450ではそれより+5~6Wくらい増えた。(消費電力はワットチェッカーで測定)
性能向上がこれまた微妙だ。
割と負荷が高いと思われるタイムリープブートベンチで比較して
- 2400Pro : 7 fps
- 3450 : 12 fps
くらいであった。
ロストプラネットは相変わらずプレイできるレベルではなかったので、本格的にゲームをやるのはほとんど無理。
というわけで、従来ゲームであれば2400Proでもできるし、負荷の高いゲームでは3450でもどうせプレイ不可能ということで、なんともイマイチな性能な割りに、通常の消費電力が+5Wと、かなり微妙ではある。
ちなみに、3450のPowerPlayだが、一部報道では300MHzまでしか下がらないため3650より消費電力が高いと書かれていたが、(・Θ・)の買ったSapphireではGPU Clockが110MHz、300MHz、600MHzと段階的に変化し、アイドル時は110MHzまで下がる。メモリクロックは252MHzまで下がる。
しかし、それでも525MHz定格動作の2400Proより5Wくらい消費電力が高い。
また、消費電力が高く、放熱板が小さいため、2400Proでは全く問題なかったGPU温度が、アイドル時で55度前後、1920×1200全画面でDVD再生時に66度くらいと結構高い温度になった。
問題になるほど高いわけではないが、余裕があるほどでもなく、全体的に3450は微妙な製品であると言えよう。
これを買うなら、軽いゲームしかしないなら2400Pro、ロスプラレベルのゲームがしたいなら3650にするのがいいと思う。