今使っているP5Q-Eというマザーだが、どうにも休止から復帰すると時々音が出なくなる。
設定の問題ではなく、マザー側の問題のようで、P5Kなどでも同様の報告がある。
こういうときは一度スタンバイにしてからまた復帰したりすると音が出るようになるのだが、モニPCは録画用PCとしても使っており、録画予約で勝手に復帰したりする。
そんなときに音がでないと、録画中なためスタンバイ→復帰はできないため、録画が終わるまで音が出ないまま我慢しないといけないことになる。
どうにも不便なので、ML115用に買った安物のSound Blaster 5.1VXを挿してみた。
これにすると、今のところ復帰で音が出なくなるようなことはなく調子いいのだが、どうにも音が悪い。
というわけで、とりあえず手元にあるオーディオ用コンデンサやOSコン等に交換してみることにした。
このサウンドカードは1,980円くらいのもので、はっきり言って音が出れば良いみたいな安物ではあるため(というわけでもないかもしれないが)、コンデンサはJAMICONというなんともインチキくさいメーカーのものが使われていた。
このサウンドーカードではWM8772SというチップがD/A&A/Dコンバータになっており、データシートを調べるとAudio Performanceは103dB SNR、Dynamic Range 103dB、THD -90dBとそんなに悪くなさそうだ。
というわけで、まずデジタル電源部のパスコンとアナログ電源部のパスコンをOSコンに交換。
ついでにPCIインターフェースの±12V入力にあるコンデンサもOSコンに交換。
コレで電源部分の安定性は相当増すハズなので、恐らくこれだけで大幅にしっかりした音質になるハズである。
そして内部リファレンス電源用用パスコンをTK Jovialに。
また、出力デカップリング・コンデンサもTK Jovial (FOR AUDIO)に交換した。
このコンデンサの選択は重要である。モロに最終段の音そのものが流れるコンデンサだからだ。
コンデンサ交換後のSound Blaster 5.1VX
で、聞いてみると・・・!!!
こりゃ凄い!
まるで高級オーディオ並の音質に変わった!
まさに驚きの高音質。まるで違う音と言ってもいいくらい音が違う。
いつものことながら、デカップリング・コンデンサの性能の違いのため、中高音域の改善が著しい。
超高音まできれいに伸びていて気持ち良い。
ただ、いつも使っているニチコンのMUSEと比べるとTK Jovial for AUDIOは超高音域への伸びは控えめな感じである。
だが、MUSEが伸びすぎな感じがするので、TK Jovialの方が自然で素直なクセのない音とも言える。
そしてノイズは全く聞こえない。
良くPCなんかではデジタルノイズが乗ってしまい、マウスを動かしたり画面をスクロールしたりすると、ジーみたいな音がしてしまったりするのだが、あれは技術者の設計レベルが低いのが原因。
電源ラインのノイズが取りきれてないのが原因だ。
だが、この安物サウンドカードでもOSコンで2段武装しただけのことはあり、デジタルノイズはもはや完全に無音。
さすがフィルムコンデンサ並の性能を持つOSコンである。
こんな凄い性能のコンデンサを作れるのは世界中で日本だけである。
ある意味このサウンドカードはWM8772Sの出力がそのまま抵抗とデカップリング・コンデンサだけを介して出力されているので、余計な回路もなく素直で良い音がするとも言えなくも無い。
コンデンサ交換前は、いくらなんでも音が悪すぎる感じだったので、ONKYOの良いやつにでも買い換えようかと思っていたが、これならこのままでも良さそうだ。
今まさにML115にSoundBlaster 5.1VXを刺して使っとります。
交換用に用意したコンデンサは、全て交換前と同じ容量のモノですか?
よろしくご教示の程願います。
そうですね、基本的に耐圧や容量は同じものです。
一部コンデンサは交換していないようですが、全交換する意味はないのでしょうか?
交換していないコンデンサは、5.1ch用のリアスピーカー用出力やマイク入力用のカップリングコンデンサ等です。私は2ch出力しか使いませんので、関係ないところは交換していません。
はじめまして。こちらのページを見て私も5.1vxのコンデンサ交換を行っているのですが、どうにもコンデンサの取り外しに難儀しています。
片方の足はするっと抜けるのですがもう片方がコンデンサ本体から抜けてそれを半田を溶かして抜こうにも抜けません。。
moniさんはこのような事ありませんでしたか?