遂にあの悪徳組織B-CASが廃止される算段になった。
(引用開始)
総務省の「デジタル・コンテンツの流通の促進等に関する検討委員会(デジコン委員会)」は9月26日、地上デジタル放送のB-CASを見直すことを決めた。6月にまとめられた第5次答申では「消費者や権利者の立場からB-CASについてさまざまな指摘が行なわれた」ことを理由に廃止の方向を打ち出している。放送局も反対していないので、B-CASの廃止が事実上決まった。
(引用ここまで)
国から与えられた国民の財産である電波を事実上独占し、その利権により儲けまくってきたテレビ局が、利便性を無視してさらなる利益を生もうとしたことへ、利用者からNOを突きつけられた結果だろう。
実はつい最近、(・Θ・)も地デジを導入しようかと思ったのである。
10月からは新番組が始まるため、いい機会なのでPCのアナログキャプチャをやめて、地デジキャプチャに交換するかと検討してみた。
ハイビジョン画質のままではムーブしかできないが、SD画質に落とせば普通のMPEG2として使えるのかと思ったからだ。
だが、どうやらそれもできないようになっているらしく、単にSDに変換してCPRM対応のDVD-Rに焼くことができるダケという、全く何の役にも立たないような機能に制限されていることが分かった。
今のアナログキャプチャでは、確かにSD画質で多少はゴーストもあるかもしれないが、普通にMPEG2でHDDに保存できるし、WMPでもGOMでも好きなプレーヤーで見ることもできる。
もちろんPSP動画だろうがWalkmanA動画だろうがiPod動画だろうが何にでもすぐに変換可能である。
ほんのちょっと画質がよくなるために、1時間番組をDVD-Rに焼くために変換だけで数時間かかる。しかもCPRM対応でないとダメなんで、安いDVD-Rは使えない。
MPEG2化はDVD-Rを介せば不可能ではないが、時間と手間と金がかかりすぎる。
普通に録画した番組は専用プレーヤーでしか見ることができない。
他のPCで見るようなこともできない。
CMカット等の編集もできないか、できても専用ソフトのみでしかできない。
ハイビジョンのまま保存するにはブルーレイしかなく、AVCHDは使えない。
etc…
そこまで利便性を犠牲にしてまで地デジにする意味がどこにあるのか。
・・・と思い、やはり買うのをやめた。
B-CASが廃止されて今後ダビング10のような規制がどうなるかはまだ分からないが、今までよりはマシになることだろう。
こんなくだらない規制をやってるのは世界中で日本だけなので、早く世界基準になることを願うのみだ。
廃止の流れは確定的かねぇ
「B-CAS」の終わりとハードボイルド・ワンダーランド
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/TOPCOL/20081110/160984/