先日秋葉原で3,700円くらいで買ったSapphire Radeon HD 3650 GDDR3 256MBと、元々使っていたSapphire Radeon HD 3450 DDR2 256MBとのベンチマーク比較をした。
まずシステムの環境については以下の通りである。
【CPU】 Intel Core 2 Quad Q9450
【Mother Board】 ASUS P5Q-E
【Memory】 UMAX PULSAR DDR2 PC800 2GB x 2
【OS】 Windows Vista 32bit
【HDD 1】 Western Digital WD10EACS-D6B0 1TB
【HDD 2】 Western Digital WD10EACS-ZJB0 1TB
【DVD-R】 Optiarc AD-7200S
【Case】 Antec Solo White
Over Clock等はしておらず、全て定格運用である。Vistaの電源プラン設定は【バランス】、マザーのEPU-6 Engine設定はAUTOである。
左:Radeon HD 3450 DDR2 256MB / 右:Radeon HD 3650 GDDR3 256MB
まず消費電力の増加だが、ワットチェッカーでシステム全体の増加からすると、アイドル時に3450と比べて3650では6Wほど消費電力が増えた。
それでは早速、ベンチマークの結果を見てゆこう。
(以下、全てのグラフは右に行くほど高性能ということである)
ゆめりあベンチでは、それぞれの解像度で2倍以上の性能UPが見られた。
LOST PLANETでは、FPSが3450では10 FPS前後と、ゲームをするのはかなり辛い状態だが、3650では30 FPS弱と、それなりにゲームできるレベルになった。
Devil May Cry 4では、3450でRank D、3650でRank Cだった(いずれもDirectX 10版)。
だが、3650では平均して30 FPS以上は出ているので、それなりにゲームはできると思われる。
(アクションゲームでは快適にプレイするには60 FPSが必要と言われている)
最後に3DMark06のベンチマーク結果を示す。
CPU Scoreは同じCPUなので当然ほとんど同じである。それ以外のGPU性能を示すSMスコアでは3倍くらいの性能UPが見られる。
以上より、GPU性能としては3450と比べて3650では3倍くらいの性能があるのではないかと推測される。
本格的にゲームをするには3650クラスではまだ足りないが、たまにゲームもする程度の場合には、ローエンドの3450と比較してもアイドル時の消費電力が6W程度のUPにとどまり、ゲームもソコソコできるレベルに達することから、大半の人には良い選択だろう。
特に今は3650が非常に安くなっており、秋葉原では4,000円程度で購入可能なので、コストパフォーマンスは抜群である。
ちなみに、ファン騒音はAntec Solo Whiteに入れていると、全く聞こえないくらいであるが、GPU負荷が上昇してファン回転数が高速になると、多少「スー」というファンの音が聞こえる。まぁまぁ静かな方であり、アイドル時は普通は気にならないレベルだと思う。