PCの冷却用FANには、その回転数を知るためにパルス用の端子が付いている。
これの波形を実際にオシロスコープで観察してみた。
測定対象はSCYTHE 光る!KAMAKAZEの風80で、パルス用端子に2.2kΩの抵抗で12Vにプルアップしている。
ファンコンで最低回転数に設定したとき。
ほぼ50% Dutyのパルスが観察できる。周波数は46.93 Hzであるから
1回転につき2パルスが出るようなので、そうすると回転数は
46.93/2*60≒1408 rpm
ということになる。
ファンコンで最高回転数に設定したとき。
今度はファンコンで最高回転数に設定したときの測定結果である。
回転数に関係なく、ほぼ50% Dutyのパルスが出力されており、周波数は117.6 Hzであるから、回転数は
117.6/2*60=3510 rpm
となる。
仕様上では1300~3400 rpmということになっていが、実際の回転数は1408~3510 rpmということで、ほぼ合っている。
FANの回転数は寿命とともに少しずつ遅くなっていくらしいので、新品では若干速めに回転しているというところだろうか。
FANの回転に応じてパルスが出力されているということは知っていても、実際にどのようにパルスが出力されているのかは余り見る機会がないので、なかなか興味深い結果である。
1回転につき2パルス出ているんですね。
ファンのパルスセンサーについて取り上げているページは少ないので
とても興味深い。