夜に、突然PCから猛烈なファンの音がし始めた。
単にファンの回転数が最高回転になってるようなものではなく、ブーと振動していて、明らかに何かがおかしい感じ。
で、PCケースを開けて調べてみると、ビデオカードのファンから猛烈な異音が!
どうやらビデオカードの冷却ファンのベアリングがダメになったらしく、ビデオカード自体も振動している。
冷却ファンが壊れたRadeon HD 3650
元々この3650は新品の時からファンからカラカラ音がしていたので、最初から出来が悪かったようだ。
その上、HD録画とH.264エンコードのために24時間電源を入れっぱなしだったのがまずかったか、遂にファンに寿命が来たようだ。
このままではうるさくて使いものにならないため、まずは手元にあったRadeon HD 2400Proを挿してみる。
・・・が!DXVAによるHD解像度のH.264再生はまるっきりまともにできない。
コマ落ちなんてレベルじゃなく、基本的に再生は無理。
これでは動画メインで使っているモニPCとしてはまったく役に立たないため、もうひとつ手元にあるRadeon HD 3450を付けてみる。
Radeon HD 3450
ただ、このRadeon HD 3450はロープロファイル対応のため、基板&放熱板が小さく、さらにファンレスなため、非常に熱くなる。
さらに、PCではPCIスロットとPCI Expressスロットの配置上、ビデオカードの真上にSDアナログビデオキャプチャカードが、そしてビデオカードの2つ下にはHDビデオキャプチャーカードが付けてある。
そのため、VGAがファンレスだと、そのヒートシンクの熱が、モロに真上のSDアナログビデオキャプチャカードに直撃することになる。
で、実際にHD 3450をつけてみると・・・
ロープロファイルのRadeon HD 3450の放熱板が真上のSDビデオキャプチャの丁度真ん中あたりで、モロに熱で炙ってる状態に。
数分で上のビデオキャプチャの基板がさわれないくらい熱くなるので、これはまずいなーと思いながらいろんなH.264ビデオファイルをDXVA再生させて試していると、「SDビデオキャプチャが存在しないので、録画予約がすべて取り消されました」、みたいな警告が!!
なにっ!この警告表示は何?まさかこの数分で熱で壊れた!?
こりゃいかん!ということで、横からファンで風を当てるためのFAN固定ステーがどこかにあったなと探しつつ、PCの電源を切る。
・・・で、FAN固定ステーを取り付け、ビデオカードとSDビデオキャプチャカードの横から8cm FANで風を当てて、冷却をはじめた。
・・・が、時既に遅し。
数年前のハイエンドSDビデオキャプチャカード、I/O DATA GV-MVP/GXはRadeon HD 3450の熱にやられ、もう死んでいた。
なんてことだ!
ま、しかし、実は少し前まで複数のアナログキャプチャを同時に行えるように、実はさらに新型のGV-MVP/GX2が2個手元にあるのだった。
とりあえずMVP/GXを取り外し、MVP/GX2を付けたらSDキャプチャもできるように復活した。
とりあえずこれで熱で壊れる心配はなくなったものの、問題は3450の再生能力についてだが、HD解像度のH.264 DXVA再生では、Power DVD 8では何とかギリギリ再生できるが、Media Player Classic Home Cinema 内蔵H.264 DXVAフィルタやffdshow DXVAフィルタではコマ落ちしまくりで全然再生できず。
こりゃダメだ、ということで、壊れた3650に使えるVGAクーラーZalman VF770あたりを買ってくるか、それとも新型ビデオカードに買い換えるか・・・。
次のblog記事に続く。