intelから新Core iシリーズとなるCPU、通称Sandy Bridgeが発売された。
今回のCPUはGPUを内蔵しているというのも特徴で、Quick Sync VideoなるMPEG2/H.264ハードウェアエンコード機能も搭載している。
全て32nmプロセス製造となり、消費電力も最上位モデルCore i7 2600KでもTDP95W, 超低消費電量版では4コアで45W、2コアで35W版が出る予定になっている。
また、AVXという256bit幅の新しいSIMDも追加、仮想化を高速化するVT-d、テキスト処理を高速化するTXT等が追加されている。
前評判は割と高かったが、最上位の2600Kでも29,000円程度と安いため、それほどの性能ではないんじゃないか、等と言われていたが、まだ出たばかりのベンチマークを見る限り、今度のIntelのCPUはかなり凄そうだ。
モニがいつも遅くて困っているx264によるエンコードだが、3年前のモニPCのCore 2 Quad Q9450と比較して、ちょっと前まで最新、最上位だったCore i 7 980Xでも、多分2倍程度の速度アップにしかならないが、このCore i7 980X、何と10万円近くもする高額CPUである。
マザーからメモリまで全て買い換えたとして、安くても10数万かけて、3年前のPCに比べて2倍程度では・・・と躊躇していたが、今度のSandy Bridgeは3万弱の2600Kが、何とx264のエンコードでCore i7 980Xとほぼ同じ速度を出している。
とりあえず、ここのベンチマーク結果を見る限り、4コアで3万弱の2600Kが、6コアで10万弱の980Xと良い勝負を繰り広げている。
これはちょっと凄い。
エンコードのため、Phenom II X6辺りに作り替えるかと思っていたが、こりゃSandy Bridgeで新しく作り替えるかも。
今のところ2コアと4コアモデルしか出ていないが、今年Q2には6コアと8コアモデルが出るようなので、それらが出たら、いよいよ新モニPCを作る時になるかもしれない。
何と言ってもx264エンコード速度にはコア数がモノを言うからね。
そのころには、AMDも長い間待望されている新CPU Bulldozerも出ているだろうから、それらの8コアCPU辺りと比較して、いよいよ3年ぶりに新モニPCを作るかと考えている。
P.S.
H.264のハードウェアエンコードは今のところ余り期待できないようだ。H.264の高速エンコードはCUDA等ハードウェアエンコードのものが既にあるが、どれも画質が悪い。今のところQuick Sync Videoも画質はダメなようで、余り期待はできない。
x264がノロノロなのにどうして使うかと言われたら、それは品質指定による超高画質を保ったまま、大幅にファイルサイズを低減できるところにあるわけで、今更固定ビットレートで余り小さくならないH.264エンコードなど多少高速になっても意味が無い。
オマケ:
Intelの新CPUのCMがなかなか凄いと評判になっている。
コメントテストを兼ねて・・・・
対応マザーボードが高いんじゃなかったっけ
チップセットの方も改良されてくるといいねぇ
intel cpuの凄さがわかるCMだな