３月１１日に起きた東北関東大震災だが、その時、諸用で横浜の弘明寺にいた。

揺れはかなりのもので、建物から出て道路に出ると、鉄筋の建物が揺れ、一部にヒビが入り壊れ、止めてある自動車は大きく揺れているほどで、これはただ事ではないと思ったが、凄い大きい揺れという程度だったので、そのまま帰ろうとした。

・・・すると、駅付近は全て停電しており、京浜急行、横浜市営地下鉄、そしてJR全てがストップしている、とのことだった。

仕方なく車で横浜駅まで送ってもらおうとするが、物凄い渋滞で全く動かず、何とか横浜駅まで来たものの、電車は動いておらず、既にホテルも満室になっていたので、まだホテルが取れそうな桜木町へと向かう。

桜木町で降りてホテルを探すが、ホテルは既に満室で電車も動かないということで、仕方なく帰宅難民用に開放されたパシフィコ横浜に向かう。

配られるハズの毛布は道路が渋滞とかで０時過ぎてもやってこない。
結局全員に毛布が配られたのは夜中の３時頃だろうか。
しかし下がコンクリで冷たくて一睡もできなかった。

そして翌朝８時までには出て行けとアナウンスがあるという酷さ。

仕方なくみなとみらい駅から電車に乗り渋谷へ向かうが、朝８時から運転する予定だった山手線はまだ動いていないため、半蔵門線と東西線を乗り継いでなんとか高田馬場に到着。

結局山手線外回りは昼１２時頃まで再開されなかった。

巣に到着してみると、中は大変なことに・・・

１０階なので揺れが増幅されるせいもあるが、本棚の上に乗せていたものは全て落下し、中に入れない状態。

そして、あの重量級のPowerMac G5が１ｍ以上吹っ飛んでいて液晶と研究用ロボットを直撃し、両方共壊していた。

ところで、今回の震災で非常に役に立ったのはIS01だった。

IS01はau初のandroidケータイで、ワンセグ等のガラケー機能が付いているのが特徴である。
今回はこのIS01のインターネット機能と、そしてワンセグが非常に役に立った。

実際に自分が出先で当事者になると、何が起こっているのか全くわからない。
インターネットでもある程度分かるが、やはり速報性が高く、よくわかるのはテレビの情報だ。
こんなときに最も役に立ったのはIS01のワンセグ機能だった。

今更ワンセグとか意味ないだろうと言われる度に、「もしも大地震が起こった時とかに、IS01のワンセグが役に立つんだよ」と冗談で言っていたが、それが現実になった。

ちなみに電話はドコモもauもsoftbankも全くつながらず、メールも数時間遅れて到着する状態。
だが、IS01のインターネットは普通に使えた。

何にしても、androidケータイが今回の被災で非常に役に立った。

そして、１５日には秋葉原に行ってみたが、どこもガラガラで、DOSパラもtwotopもガラガラ。

ワンセグを見れる環境を整えようと、USBワンセグを買おうとするが、ほとんどが売り切れ。
そしてDSテレビも売り切れ。

考えることはみんな同じだな。

まぁモニ巣は今のところ計画停電対象地域ではないし、IS01のワンセグがあるからいいけどね。

P.S.
iPod touchの「ゆれくる」が鳴りっ放しである。
地震が来る前に警告がくるので、あー、震度２くらいのか、と事前に分かるので、安心できてなかなか良い。