Android 2.3のWalkman Z 1070 Red (64GBモデル)を買った。
これでAndroidは、IS01, ソニータブレット,NEC LifeTouch NOTEに次いで、4台目となった。
といっても、IS01とLifeTouch NOTEは横長+キーボードというAndroidとしてはマイナーな部類のものだし、ソニータブレットも横長がメインのタブレットなので、いわゆるスマートフォン型は今回が初めてということになる。
左:Walkman A857 / 右:Android Walkman Z
Walkmanの中では最大クラスのWalkman A850シリーズと比べても結構大きい。
まずは気になる音質だが、Walkman A850シリーズと、ちょっと音質が違う。
イコライザやDSEE,クリアステレオ等全てOFFにして比べてみると、低音がWalkman Aの方が良く出ていて全体的に力強い音であるのに対して、Walkman Zは低音が少し控えめだが、高音の伸びが良く、繊細で自然な感じの音である。
CLEAR BASSは全然違っていて、Walkman Zで3段階(MAX)ブースト時の音が、Walkman Aで2段階ブーストくらいになる。
この辺はソニータブレットも同様だ。
AndroidでもWalkman A同様の強力なCLEAR BASSにして欲しい。
そんなわけで個人的には、Walkman Zは低音がちょっと物足りなく感じるが、そのかわりに、高音が非常にきれいに伸びていて、気持の良い音である。
付属のノイズキャンセリング・ヘッドホンではWalkman Aの方が良い音に感じるが、高級ヘッドホンではWalkman Zの方が良い音に聞こえる。
いずれにせよ、iPod touchのJAZZとかPOPSみたいなオモチャみたいなイコライザーとは違い、ようやくマトモに音楽プレーヤーとして耐えるレベルの AndroidタイプのWalkmanが出てきた感じだ。
ちなみに、音質の比較はaudio-technicaのATH-AD7オープン・エア・ヘッドホンで行った。
また、どちらもインピーダンスの高いSENNHEISER HD650ヘッドホンをドライブするには能力不足な感じだ。
Tegra 2のAndroid 2.3なので、動作は非常に快適で、モッサリ感じることはない。
Walkman Aの有機ELと比べると、Walkman Zは液晶で、色は自然だ。
有機ELは色が強調され気味で多少赤みがかっているが、黒も真っ黒で、鮮やかでなんとも良い色に見えるので、個人的には有機ELの方が好きな画質だ。
大画面有機EL はPS Vitaに期待することにしよう。
ただ、やはりWalkman Zの画面の大きさは偉大で、動画はもうWalkman Zで見てしまうと、Walkman Aの小さい画面には戻れなくなってしまう。
また、Webブラウジングをするにしても、やはりこれくらいの画面の大きさの方が使いやすい。
いわゆるWalkmanとして持ち運ぶには、ちょっと大きく感じるのも確かだが、まぁ一回り小さいiPod touchが既にあるわけだし、それと全く同じ大きさで出してもあまり意味が無いと思うので、この大きさで良いんじゃないかと思う。
数年前にiPod touchを買ったときには、小型でちょっとしたWeb、メールに携帯オーディオ機能と便利で良いものだと思ったが、使いものにならないイコライザ(今は改善されたが、当時はBass Boostにすると音が割れる)と音質の悪さが最初から不満で、そして何もカスタマイズできないつまらなさから、すぐに飽きてしまい、結局携帯オーディオはWalkman Aに、その他はIS01やLifeTouch NOTEにと移行していたが、これでまたWalkman Zで暫く楽しめそうだ。
WALKMANを毎年買ってる者です。
やはりZシリーズは低音をMAXにしてもなんか物足りませんよね。
それがとても残念でした。