SONYバランスド・アーマチュア型ヘッドホンXBA-H2を買った&レビュー

ソニーのBA(バランスド・アーマチュア)型ヘッドホンが発売された。

inc_XBA-H2

先日店頭で視聴したところ、XBA-H2が想像以上に良かったので買ってみた。

廉価版のXBA-H1と聴き比べた感じでは、明らかに音質に差があった。
次に上位版のXBA-H3があるのだが、これは超高音域用スーパーツイーターが追加されているのだが、ちょっと視聴した感じでは余り差が分からなかったのと、何よりも耳かけタイプなのが不便に思えた。

結構高級機であるとはいえ、このクラスのインナーイヤーヘッドホンには利便性も重要なので、音質と使い勝手のバランスの良さそうなXBA-H2にしてみた。

結論から言うと、これはかなりイイ!

まず音質は決してピュアオーディオ向けではなく、それなりにクセがあるが、これはなかなかイイ。
ウーファー+フルレンジという構成になっているが、このウーファーがなかなか効果的で、重低音がこのヘッドホン以外では味わえないレベルで気持良い。
ソニーのCLEAR BASSとの相性が抜群で、この重低音はBOSEのインナーイヤーヘッドホンよりも凄い。

ちょっと微妙なのは数KHz辺りで、その辺にクセがあって、あんまりフラットな感じではない。
いわゆる女性ボーカルの音域が丁度抑えられている感じなのだが、そのため耳に突き刺さるような刺激がなく、それでいてもっと高音までちゃんと伸びていて気持ち良い音だ。

また、インピーダンスが40Ωと高めなせいか、再生プレーヤによってかなり音質に差が出る。手元のプレーヤではXperia Aが最も音がよく、Walkman Zではあんまり音が良くない。

このクラスのものは、本格アンプにつないでどうこう、というわけではなく、あくまでもポータブルオーディオプレーヤにつないで、いかに良い音で聞けるかが重要だ。

またその場合、いかにピュアであるとかフラットであるとかよりも、どういった味付けがしてあって、それが気持ち良いかそうでないかが重要なのだが、これはそれが非常に良い感じでバランスしている。

CLEAR BASSで重低音をある程度ブーストしてやって、何とも気持ち良い重低音に浸りつつ、中高音が気持よく伸びていていて、それでいて耳に突き刺さるような刺激がない。

それが非常に高いレベルでバランスしている。
これは将来ATH-AD7のように、名機と呼ばれるヘッドホンの一つになる可能性が高いと思う。

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