思えば今から約3年前、ニコニコ動画が始まりだした頃、ネットにアイドルマスターの動画がUPされはじめていた。
その当時、3Dキャラなのにどうみても2Dキャラとして違和感のないモデリングとレンダリングの凄さ、今までに見たことがない非常に滑らかで自然な動き、そして3D仮想アイドルをプロデュースするという斬新なアイデア、その全てに驚き、それまでXbox360なんか間違ったって買わないだろうと思っていたのに、アイマスが360専用だと聞いて360を買ったのであった。
そして約半年後にはアイドルマスターLive for You!が発売になると知り、早速予約!
ゲームを予約で買うなんてのは生まれて始めてだったが、予約特典の新曲追加に、さらに毎月ネットで新曲配信ということで、こりゃもう買うしかないと思ったのであった。
それからPSP版のアイドルマスターSPやDS版のアイドルマスターDSが出たりしたが、SPは追加キャラがあるものの、グラフィックも劣り360版の機能限定版で買う気無し。さらにDS版は別キャラ設定にしたみたいだが、さらに劣るグラフィックのDSじゃ買う気も全く起きずスルー。
そんなわけで、いつかアイドルマスター2が360( or PS3)で出る日は来ないものかと思っていたところ、今年の7月に、突然アイドルマスター2の発売が発表された。
iDOLM@STER2 PV2
こ、これは・・・!!
今まで3人までだったのに、5人で動いてる!
伊織とかが明らかに見た目が改良されている!こりゃもう余裕で予約だなw、などと喜んでいたのだが・・・そんな最中、東京ゲームショー(TGS)にて、アイドルマスター2プロデューサー決起集会なるものが開催されたらしく、そこでアイドルマスター2に関する新情報が発表された。
当然凄い人気で、1000人くらいが入れる会場なのに、6時間待ちだとか、入場規制だとか、大変なことになっていたらしい。
・・・だが、そこで発表されたことは大変なことだった。
なんと新メンバー3人追加!なのだが・・・
iDOLM@STER2 Jupiter
まぁ動画を見て欲しいw
この3人追加のせいで、従来のキャラから伊織、あずさ、亜美、秋月の4人がプレイ不可能に。
伊織、あずさ、亜美は敵キャラになるらしく、秋月律子はそのプロデューサー扱いで、歌もダンスもなしの実質完全リストラ。
そして、アイマスでは一番面白かったオーディションでのネット対戦が廃止。
CDはネットで非常に評判の悪いAKB商法を採用。
この発表に、まさに会場が凍りつき、その後ネットでは史上最大規模の祭りになった。
このアイドルマスター2の発表は、現在は9・18事件と名付けられ、現在もこの祭りは続いている。
事実、これを書いている現時点2010年9月21日AM2:40において、2ch全板勢いランキングで1位、2位、4位、8位、10位がアイドルマスターのスレである。
9・18事件について詳細はニコニコ大百科9・18事件を参照されたい。
まぁ、アイマスファンがどう思っているかはアマゾンのアイドルマスター2の予約ページを見れば、大体分かるだろう。
※追記
アマゾンには大量にレビューがあったのだが、まさかの今数分の間に全てが消された。もしかしたらイメージも消されるのだろうか。バンダイナムコが相当焦ってるのは間違いないw
モニも予約する予定だったが、こりゃ少なくとも予約はないな。
この感じだと、すぐに安くなってワゴンセールになるか、中古が一気に値下がりするかだろうから、買うとしてもワゴンか中古だろう。
こんな状態で、一体どれくらい売れるものなのか。
初代アイドルマスターは全く無名だったにもかかわらず、360では異例の10万本、事実上ファンディスクのLive for You!が8万本、PSP版のアイドルマスターSPが14万本、別キャラクター3人のDS版は3.7万本だった。
DS版は本作ではないので少ないのは当然として、順当に行けばアイドルマスター2は待ちに待った3年ぶりの本作第2弾なので、10万本は軽く行くところだろうが、果たしてこの状態でどれほど売れるものだろうか。
『ニコニコ御三家(初音ミク、アイマス、東方)のうち、ミクでは鏡音レンとか、ガクッポイドとか、男キャラがいても問題ないし、そもそもアイマスはギャルゲーじゃないんだから男を追加しても多分大丈夫だろう。それに女性人気も獲得できて、一挙両得!』とか思ったのかもしれない。
JupiterのPVも曲も思ったより良いし、動きもさすがアイマスだけのことはあって凄い。
だが、これをやるんだったらアイマスGirl’s Sideとしてやるべきだった。
だが、ハロプロに男3人組みユニットを入れるような、或いはジャニーズにまさかの女3人ユニットを作るような、そんなことをしてしまったわけだ。
アイドルマスター2の発売は、来年春を予定している。
まぁ間違いなく爆死だろうと思うが、実際のところ、売上本数がどうなるか今から見物である。