(・Θ・)のメイン・デスクトップPCとして、3年弱くらい使ってきたモニPCことASUS Terminaterだが、実は早稲田生協で新モニPCとなるVAIO PGC-RA72Pを買ったため、今日入れ替え作業をしたのであった。
新モニPCについては後で詳しくレビューするとして、まずは3年近く使ったモニPCのコンデンサの状態はどうなのか?について調べてみた。
まずマザーボードについてだが、CPU周辺のシビアな部分には、nichicon HDというかなり良い低ESRコンデンサが用いられていた。
次にCPUの近くではあるが、少し離れたところは、Rubycon YXGが用いられていた。
nichiconとRubyconは日本メーカーなので、さすが見たところ全く問題なかった。
その他、メモリ周辺やPCIバスの辺りには、OSTとかいう台湾メーカーのコンデンサが使われていたが、それも問題はなかった。
そんなわけで、マザーボード自体のコンデンサに関しては、見た目では全く問題はなかった。ただ、ドライアップにより容量は減っている可能性はある。
次に、電源を見てみると、こちらはバラさないと中が見えないので、一見わからないが、折角なのでバラしてみると、こちらは全てTEAPO, TAICON等の台湾製コンデンサが用いられていた!
ASUSに電話で確認した人の話によると、ASUSは全てサーバと同じ高信頼性の日本製しか使ってない!と答えたそうだが、マザーも一部OSTを使っていたのと、電源部分は見えないと思って、モロに台湾製が使われていた。
で、その台湾製TEAPO, TAICONコンデンサはというと・・・
ん〜なんだこれは?
コンデンサは固定用と思われるゴム状のもので覆われているのだが、それがコンデンサの根元の部分だけ茶色くなってるぞ!?
モロに液漏れという感じで液体があるわけではなかったが、この色は電解液が漏れた痕跡だろうか?
他の関係ないところは白いままで、コンデンサの根元だけ茶色く変色しているので、多分液漏れなのだろう、と思われる。
電源部分で熱いため、すぐに乾燥してしまうため、色だけが残っているのだろうか。
若干容量やサイズが特殊なのと、低ESRでないと使えないだろうことなどから、とりあえずSW電源に使えそうな手元にあるコンデンサに2本だけ交換してみた。
外したTEAPO製1000μF 16V SCシリーズ(左)と、新品のPanasonic製1000μF 16V FCシリーズ(右)
他にも小さいのをTKの低ESRに交換してみた。
わかり難いが、一応交換後。大半は未交換のまま。
この旧モニPCは、年中起動時にBIOSエラーが発生する、というトラブルがあった。起動時に、BIOSがエラー値を検出した!と言い、BIOSをチェックせよ,といわれるのだが、調べてみても何も問題はない。
ただ、電圧が全体的に少し低いため、電源が起動直後に正常電圧を出せず、BIOSがエラーを出して停止し、それから確認すると、なんとか動作範囲に電圧が戻っている、ということではないかと思っていた。
コンデンサ交換後、10回くらい起動を繰り返してみたが、一度もエラーが出なかったので、やはりコンデンサのせいかもしれない。
他にもまだ交換してないものが多々あるので、今度秋葉原に行ったときにPC用低ESRコンデンサでも買ってきて交換しておくか、と思っている。
しかし、ASUSは2chのスレでは大丈夫とされているが、確かにマザーボードは大丈夫だが、ベアボーンの電源部分は全部台湾メーカーのコンデンサで液漏れらしき状態になっていた。
3年も使っていないPCでも、やはり電源部などではコンデンサがダメになっている、という一例であった。