トヨタBELTAインプレッション

つちのこ第5弾はトヨタのベルタである。

Vitzをセダンに改造した、みたいな感じのクルマであるが、ホンダのFit Areaと比べると、Vitzを連想させるところはほとんどなく、まるで別のクルマのようにうまくまとめている。

乗ったクルマはディーラーの代車用のものであり、スタッドレスタイヤを履いていたので、ちょっと本来のものとは違うかもしれないが、それで感じた通りのことを記してみる。

まずハンドルは小さくて軽い。完全に女性ターゲットのクルマだと思われる。昔のホンダ車並にハンドルは軽い。いや、もしかしたらそれ以上に軽い。まぁこのクルマにはこの軽さはいいと思われる。

まずアクセルだが、Vitzよりは違和感がないように感じた。乗ったのは1リッターエンジンだったが、特に力不足を感じることなく、スムーズに走ることができた。

ただ、発進時等にエンジンの振動が伝わってくることがあり、ちょっと無理してるかな~という感じがした。が、このクルマは代車だったため、走行距離が多いことからエンジンマウントがダメになってきていたせいかもしれない。

ブレーキは踏み始めから効き始めまでの距離が長く、その遊びがなぜか重い。なぜあのようなセッティングにしているのか理解に苦しむ。普通に止まる分には不満があるわけではないが、余り良いセッティングだとは思えなかった。

エンジン音はVitzより少し静かなようだが、ロードノイズはうるさかった。そして乗り心地が悪い。前席はそうでもないのだが、後席はモロに突き上げが来るため、路面の悪い舗装道路では、ヘッドレストに頭を乗せると突き上げで頭が痛くなってしまい、ヘッドレストが使えないほどである。

まぁトヨタのセダンでは一番小さく一番安いクルマであるから、仕方がないかもしれないが、もう少ししなやかな足回りにしても良いのではないだろうか。いかにも安いクルマの乗り心地という感じである。

個人的には、見た目はなかなか良いデザインで小さくて魅力的なセダンだと思う。女性の近所の買い物クルマとしてはVitz同様良く出来ているとは思うが、ロードノイズと乗り心地が何とも安さを醸し出しているクルマであった。

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