ビデオキャプチャ購入&Q9450での時刻遅れバグ

新モニPCはWindows Vistaなため、昔使っていたCanopusのビデオキャプチャが使えなくなってしまった。

そこで、新しくVista対応のキャプチャを買うことになったわけだが、これがなかなか難しい。

いろいろとあるにはあるのだが、どれも対応が中途半端だったり、メモリが4GBあると認識できないバグがあったり、Windows Media Centerでしか使えなかったり、その逆に専用ソフトでしか使えなかったり、休止からの予約復帰がうまくいかなかったり、画質が悪かったり・・・

そんな中、いろいろと検討した結果、IO DATAのGV-MVP/GX2というキャプチャを買った。

これはWindows Media Centerに対応していないという欠点はあるものの、それ以外は特に問題はなく

  • スプリットキャリアTVチューナ搭載
  • ゴーストリデューサー搭載
  • 3D Y/C分離搭載
  • 3D NA搭載
  • フレームシンクロナイザー搭載
  • ViXS XCode-II MPEGエンコーダチップ搭載
  • MPEG2/MPEG4同時エンコード機能 

等、現在のアナログキャプチャでは最も高画質で高性能なため、このキャプチャに決めた。 

monic2q_desktop.jpg
Windows Vista のAeroでも問題なく動作

Vistaでの動作も問題なく、予約録画で休止から自動で復帰して録画後休止状態に戻るなど、今のところまったく失敗もなくうまく動いている。

MPEG2エンコードチップがXCode-IIなので、確かに画質が良い。
通常は2Mbpsまで下げると720×480解像度は選べないが、このチップだとその解像度でそれなりの画質で録画できるのがうれしい。

まぁ、こういうアナログキャプチャではなく、もうすぐ地デジ対応キャプチャが発売になるのだが

  • そもそもマンションに地デジアンテナが付いてない
  • 6月くらいまでは録画しても保存することができない
  • 編集できるのかどうかすらわからない
  • キャプチャした動画はダビング10規制のためほかのPCで見れない、専用ソフトでしか見れない、暗号化解除のためCPU負荷が高い、編集も汎用ソフトで不可等々、何もできない
  • まともな保存はBD-Rドライブを買ってBlu-rayに保存だろうが、メディアが1枚1000円と高すぎる上に孫コピー不可で(保存したBlu-rayからiPodやPSP動画にできない)保存後の利便性が悪い

などなど問題が多すぎる。

実際地デジの利点は画質が良いだけだ。
それ以外はコピワン/ダビング10規制のせいで全て欠点と言っても良い。
B-CASの問題点はココが詳しい。

まぁダビング10規制さえなくなれば高くても喜んで買うところだが、何ができるかできないのかもわからず、ガチガチの規制のままでは利便性が悪すぎてPCで使う意味がないため、当分の間は様子見だ。

ところで、新モニPCに問題点があることがわかった。
細かいバグはマザーボードのBIOSのバグなどのせいであるのだが、それらはBIOSアップデートで修正されるだろうから気にしていないのだが、割と重大な問題があることがわかった。それは・・・

GIGABYTE自慢のDynamic Energy SaverをONにしていると、どんどんWindowsの時計が遅れていってしまうのである。

これが、1時間で4~5秒も遅れる。場合によってはもっと遅れる。
そしてDynamic Energy SaverをOFFにしても、やはり1時間で1秒くらいは遅れる。

これがRTCの遅れだったら話は早いのだが、そうではなく、Windowsの時計だけが遅れていくのである。

どうやらWindowsは起動時にRTCから現在時刻情報を読み取り、後はイベントタイマーが呼ばれるたびにWindows時刻をインクリメントする構造になっているらしい。

ようはWindowsが(というかCPUが)何らかの理由でイベント割り込みを取りこぼしているか、或いはそもそもイベント割り込みがたまに割り込みが起こせず時計が遅れていくのではないかと思われる。

これはビデオキャプチャで予約録画をする人間にとっては重大な問題である。
おかげで早速マクロスFの録画が頭数秒欠けてしまった。

Dynamic Energy SaverをONにするとこの問題が顕著になることから、その辺の回路の問題かとも思われるが、もしかするともっと別の問題かもしれない。

というのは、さらに調べてみると、ラグナロクでは同期落ちという問題が発生しているらしく、それは45nm Core2 Duo/Quad搭載のマシンのみで(しかもマザーはASUSやMSIなどGIGABYTE以外でも)起こっているということなのだ。

ラグナロクを起動していると、Windowsの時計がどんどん遅れてしまい、同期できなくなってソフトが落ちてしまうらしいのだ。

これはもしかするとモニPCで起こっている時計遅れと同じ問題な可能性がある。
45nm Core 2で割り込み処理関連のタイミングなどが変更になり、何らかの問題が生じて割り込み取りこぼしが起こっている可能性も否定できない。

この感じからすると、BIOSアップデートで直るような問題かどうかは微妙である。
BIOSのバグでイベント割り込み発生がうまくできていないなら直るだろうが、CPUがタイミング的に取りこぼしているとするとBIOSで直るもんだいなのかどうか・・・。

ラグナロクではASUS、MSI、Gigabyteと各マザーメーカーで同じ問題が起きていることから、BIOSや回路的な問題ではない可能性がある。
そうだとするとPhenom B2 Stepping Errataのような問題になるかもしれない。

今のところDynamic Energy Saverとラグナロクを使うと問題が顕著になり、そうでなければ大騒ぎするほど時刻ズレはないようなので、大きな問題にはなっていないようだが、たぶん他にも時計を遅らせるソフトはあると思われるので、もっと問題化してもらって原因を究明してもらい、早く解決してもらいたいところだ。

それにしてもこれは困ったね。
当分はNTPで頻繁に時刻合わせをしてしのぐつもりだけど・・・。
どうしたもんだろうか。

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